2012/1/4(水) 「魔法少女まどか☆マギカ」2012年01月04日 00:00

評判を聞いて録画しておいた「魔法少女まどか☆マギカ」(全12話)を観る。

「評判」は主にこれ。吾妻ひでおの2011年の日記(*1)。
吾妻日記
吾妻氏に同意。SFです。傑作です。やられました。

少女たちがそれぞれ誰かのためを想ってした行為が因果の糸となり、彼女ら自身をがんじがらめに縛り上げる。それを打破する道はあるのか?

タイトルの魔法少女は過去の作品(元祖「魔法使いサリー」「ひみつのアッコちゃん」くらいしか自分は覚えていないが)からの類推で視聴者(スポンサー?)に安心感を与える方便だろう。物語中でこの「魔法少女」に新たな定義が与えられる。
願いの実現と引き換えに魔法少女をスカウトするキュゥべえ(少女についてるマスコット風)の言うことがいちいち論理的(エネルギーから見た宇宙論はちょっとおかしな気がしたが、全体の瑕となるものではない)で、ストーリー展開も決して魔法による安直な解決に逃げない。ギリギリまで追い詰めて最後の解決は・・・!

魔法の発現する仕組みに(擬似)科学的な説明はないものの、世界認識を拡げて行く過程、最後に行き着く地平はまさしくSFのものだ。
とっくに高い評価を得ている作品で乗り遅れもいいところだが、観てよかった。

*1(2022/8/22 追記)
リンク先(http://azumahideo.nobody.jp/2011_09/azuma09_8.html)が消滅していたので、保存画像から切り抜いたコマを掲載。

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