2007/1/7(日) アニドウ上映会2007年01月07日 14:00

今回は14時からのAプログラムと19時からのBプログラムの2部構成。通してのお題が「猪突猛進ブヒブヒッ漫画大会」だが、特にイノシシやブタが出てくる作品チョイスではない。会場はいつものなかの芸能小劇場

Aプロの入りは会場半分くらいか。
まず短編で、ヴァン・ヴューレンプロの北極探検ギャグとソ連の童話もの吹替版2本。ソ連のはカラーとモノクロだが、モノクロも赤ずきんの話だし、元はカラーか? 3本とも見る機会の少ない作品かもしれないが、たいして面白くない。
長編は持永只仁が下請けに入ったアメリカの人形アニメ。マッドプロフェッサーによる歴史改変を少年と猿が阻止するストーリーで、プロフェッサーや歴史上の人物が歌って踊る。原語版で細かい台詞は聞き取れないが、英語のリズムとよく合っているのも楽しい。
17時前に終了。受付で『アニメーション日中交流記 持永只仁自伝』を購入して、いったん会場を出る。

適当に時間を潰し、予報通りに吹き出した強風の中をBプロへ。会場前で唐沢俊一氏に出会い、入るとK田・T(ミクシィネーム:さざんかQ)氏が着席されていた。やがてK元・T氏、S戸口(ミクシィネーム:++ungood)氏も見えて、最近のフルメンバーに。全体では会場2/3程度の入り。唐沢氏から冬コミの新刊『ショウケイ・ロコ・カラサワ 三大怪獣地球最大の鼎談』をいただく。ありがとうございます。

ディズニー長編の予告2編に始まり、ウッドペッカー、ベティ、ポパイ、フェリックス、マイティ・マウス、バッグズ・バニー、トムとジェリー、ドルーピー、ジャスパー(ジョージ・パルのパペトゥーン)、ミッキーとシリーズもの短編の盛り合わせ。
フェリックス(クレジットのローマ数字は1920と読めたが、1927という情報もあり ⇒ IMdb)は素朴なアニメーションだが、見せて面白いアイデアとアニメだから何でもありの開き直りとのバランスが絶妙で感心する。自分の片足を折り曲げ階段にしてそれを両足で降りるなんてシュール。フェリックスのロミオ(作品題がRomeeow)に対するジュリエットはウサギかと思ったが、唐沢氏によると綺麗なプリントではヒゲが見えてネコと分かるそうだ。
マイティ・マウスはフランケンシュタインのパロディ。キャラ造形だけでなく、ちゃんと原典(ヴォリス・カーロフの映画)の場面を引いている。
シリーズもの以外は2本。ヴァン・ヴューレン作品はやっぱり詰まらないが、こういう作品こそ意識して残さないと消滅してしまう。もう1本は擬音しか喋らない坊やの話。ラジオでスターになって終わるが中途半端な印象で、唐沢氏は続きがあった気がすると仰る。上映は状態の悪いモノクロだったが、YouTubeにはカラー版が上がっている(K田氏の発見)。

終わっていつもの中華へ。最初に覗いた時は客がいなかったのだが、一回りして他に適当な店がなく戻った時には上映会にいた唐沢氏の知合いグループが入っていた。少し遅れて現れたなみき会長のグループは人数的に入りきれずに他へ。温かい紹興酒を飲みながら映画の話など。やはり実相寺監督の「シルバー假面」は観ておかねば。

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