2022/1/28(金) 「地球外少年少女[前編]」2022年01月28日 11:30

「地球外少年少女[前編]」鑑賞@新宿ピカデリー。

「電脳コイル」の磯光雄監督作というだけで予備知識を入れずに出掛けたのだが、[前編]を観た限りでは、宇宙進出に対する人々の意識、進化するAIと(人間/社会)の関係の在り方など思ったより重い内容。一方、少年少女の成長や大人の責任といった共感しやすい要素、主任のゆるキャラのようなギャグもちりばめてストーリーを引っ張る。
画面作りでは日本の商業宇宙ステーションの造形(外形はコマーシャリズムの俗悪、内部は近未来的な素材や構造、AIサポートによるスタッフ少数化)、簡易宇宙服など小物の設定、重力描写など良く考えられている印象。
ステーションからの脱出、宇宙生まれの子供たちに不完全なインプラントを遺して廃棄されたはずのスーパーAIの秘密が描かれるであろう[後編]も楽しみ。Netflixを契約すべきなのか?

鑑賞後に読んだ監督インタビュー記事には「外に出たがらないゆとり世代を宇宙に連れて行くためのYoutuberとコンビニ」とあり、言われてみると鑑賞者層も(上映時間帯にもよるだろうが)年齢高めだった?

2022/1/28(金) 「アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド」2022年01月28日 14:10

「アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド」鑑賞@新宿ピカデリー。

邦題からはアメリカ映画のようだが、実はドイツ製で原題は「Ich bin dein Mensch」。英語に直訳すれば「I am your human」か。
特定の人間を幸福にすることを目的=存在意義とするアンドロイド(AI)は、その人間にとって真実のパートナーとなり得るのか? それは結局、自分自身を映す鏡に過ぎないのでは?
主人公アルマは実証実験としてアンドロイドのトムと付き合い、葛藤の末に「去れ」と命じる。一方、アンドロイドを受け入れて幸福そうな男も描かれる。アルマの言葉に対するトムの行動から導かれる結末は・・・
人間とAIとの距離感を考えさせ、AI映画として記憶に留めるべき作品。

しかし、このトムの声質、深みがある(HAL9000のような)のだが、ちょっとマイクを通してくぐもったような声を聞いていると、自分は眠くなってしまう。映画序盤で睡魔に襲われてしまった。
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