2020/1/2(木)~1/3(金) 焼岳(南峰)2020年01月02日 00:00

無名山塾の自主山行。Y田・M氏と自分の計画にY永・H氏が加わった3人パーティ。リーダーはY田氏が務める。余裕があれば南峰から北峰に回る予定だったが、悪天候のため南峰のみ登頂した。
今回は普段のハンディGPSを持つのを忘れ、ルート記録にはスマホAPLの「スーパー地形」を利用。これが下山の際の不安解消にも役立った。

■1/2(木)
松本駅に集合し、急行バスで中の湯へ。バス停から九十九折れの道を上がった中の湯温泉旅館の裏手に焼岳登山道入口へと上がる道がある。バス停から旅館までは薄い雪が押し固められた車道で50分ほど。旅館裏口の屋根を借りて身支度し、12:50に出発。小雪、気温1℃。
安房峠へ向かう道路のヘアピンの頭をショートカットして15分ほど行くと登山道入口で、「焼岳登山道冬期間通行止め」および焼岳が火山であることへの注意喚起の掲示がある。前者は上高地~焼岳小屋のことなので今回の山行には無関係、後者は計画に織り込み済みだ。焼岳は噴火警戒レベル1「活火山であることに留意」であり、また長野・岐阜県の条例により登山計画書の届出が必要(無届または虚偽届出には罰則あり)となっている。我々は事前に「ながの電子申請サービス」を利用し、また岐阜県警へもメールにより届出をした。

登山道に入るとトレースがしっかりと付いており歩きやすい。道路を離れて尾根末端に取り付くと1800mまで等高線が密だが、雪のおかげで地形図から受ける印象よりも楽だ。道を外さない限り靴が潜るほどのこともなく、ワカンもアイゼンも使わずに高度を上げていく。この間にすれ違ったのは2パーティ・4人で、登山者は予想ほど多くないようだ。傾斜が緩んでから少し進み、1840m付近の登山道横に適地を見出してテントを張った。
夜中に樹林の上の方で風が鳴っていたが、テントは静かだった。
焼岳テント

■1/3(金)
3時起床、テントに不要物をデポして出発準備を整えたが、霰(あられ)気味の降雪とやや風もあるため30分ほど待機。5時、アイゼンを装着して行動開始。天候は変わらず、気温-7℃。
地形図上はそれほどでもないのだが昨日よりも急に思える登りで1972m小ピークを越える。標高2000m前後の平坦地は昭文社山と高原地図に「山頂部を仰ぐ広場」とあるが、この天候で眺望は得られず。広場の一角に設営されていたツェルト一張とイグルーはビバーク訓練だろうか。
噴火警戒レベルに応じて、ここからヘルメットを着用し進む。広場を出る辺りからトレースが薄くなってきた。雪が窪んでいるように見えるところを拾っていくが、外すと腿まで潜り、踏まれていないことが判る。登りにかかり、2070m付近で下堀沢を見下ろして現在位置を確認、夏道を離れて焼岳南峰へ向かう尾根に進路を取る。やがてトレースは完全に消えて雪はますます深く、ワカンに履き替えた。それでも笹の上に積もった雪は踏んでも崩れるばかりで前進を阻む。2318mピークの右(東)に当たる地点で休憩を取ったが、ガスで地形はよく見えず、風が強まり、気温はテント場より下がって-10℃。(写真はY永氏)
焼岳休憩地点
さらに進むと、雪が深いかと思うと風で飛ばされた箇所もある。視界不良の中、ふと気付くと進路右側が切れ落ちていたりもする。やがて、地熱で雪が解けるのか顔を出した岩の周囲に足が落ち込むようになった。高度2400mを超えると雪の着いた岩稜となり、斜面の中で多少なりとも平坦なスペースにて再びアイゼンを装着。
最後の急斜面を登りきると平坦になった。硫化水素のにおいがする。ほとんどホワイトアウト状態だが、前方が左右に広く落ちているようだ。ガスの中から左手に高みが見えたように思い、踏み外さないよう慎重にそちらに進むと、ごくわずかに登る感覚があってまた下がっていく。10:15、三角点標はもちろん山頂を示す何物も見えないが、ここが焼岳南峰(2455.5m)だろう。
焼岳登頂
風とガスで長居するような状況ではなく、計画に入れていた北峰は割愛して早々に下山開始。
下山は自分たちのトレースを忠実に辿るつもりだったのだが、斜面にかかると間もなく見失ってしまった。降雪は少ないのだが、軽い積雪が風に飛ばされて短時間でトレースを消してしまったらしい。ガスの中でコンパスを合わせ、ともすると右(西)に引っ張られそうになるのを修正しながら下りていく。方角さえ誤らなければいずれ夏道に合流するはずだが、周囲の地形がまったく見えず風に吹かれていると少々心細い。時折スマホを出してGPSで位置確認した。
と、前方から「おーい」の声。相手の姿は見えないが、向こうからこちらは見えたのか。声を交わしつつ進むと、休憩中の男女3人パーティが現れた。今朝入山して広場から尾根を登ってきたとのことで、山頂方向の状況を伝えて別れた。その先は3人のトレースがあると思ったのだがやはり消えてしまっており、方角を定めて下りる。
焼岳下り
風が止むと精神的にずいぶん楽だ。間もなくガスの向こうから樹林帯の影が浮かび出てトレースも戻ってきた。
広場にあったツェルトはなくなっていた。テント場に帰着し、自分たちも撤収。撤収作業中(12:45~13:25)はGPSを止めようと思ったら、さすがに低温のためかスマホの動作がおかしくなっていた(結果的にトラック記録は問題なく取得できていたが)。中の湯旅館に14時下山。

旅館では日帰り入浴(\800)を利用。浴場は空いており、貸切状態の霙(みぞれ)の露天風呂もまた風流、というより酔狂か。バス停に向かって下りていく途中、後ろから来た旅館の車(バスで来る宿泊客を迎えに出たのだろう)がバス停まで乗せてくれた。
中の湯16時のバスで松本に戻り、あずさの席を押さえてから食事。駅周辺の居酒屋を何件か当たるがどこも満席で、目に留まった「EVEREST レストラン&バー」に入る。ネパールビール各種\500、単品でシシカバブやサラダなど頼むと結構満腹してしまったが、最後にカレーとナンを1人前頼んでシェアした。店は空いていたが、料理は美味しい。松本に来た時には贔屓にしよう。

■今回のルート
焼岳(南峰)ルート

2020/1/11(土) 「映画 ひつじのショーン UFOフィーバー!」2020年01月11日 00:00

「映画 ひつじのショーン UFOフィーバー!」鑑賞@イオンシネマ板橋。

イギリスのアニメーション制作スタジオ・アードマン・アニメーションズのクレイアニメ。
「ウォレスとグルミット、危機一髪」で初登場したショーンは凶悪なまでに可愛くて大好きなのだが、独立した「ひつじのショーン」は特に見ていなかった。それがSF系友人の++ungoodさん、さざんかQさん(ツイッター名)が揃って褒めるものだから、腰を上げてみた。
お二人が勧めるだけあって、子供向けフォーマットの中にSF映画好きの心をくすぐるパロディが散りばめてある。「2001年」「未知との遭遇」「E.T」は言うに及ばず、このUFOの軌跡は「物体X」かな、とか。UFOを追うのはスカリー女史だし。「ドクター・フー」が出てくる辺りはやはりイギリスだからか。
お話も面白く、スカリー女史を含めみな幸せに終わってよかった(牧場主はトラクターが壊れてちょっと不幸だが)。幼い子供たちもエンドクレジットまで案外静かに大人しく座っているものだなぁ。

それにしても、「危機一髪」からもう四半世紀が経ったのか。

2020/1/12(日) 下練馬の富士塚2020年01月12日 00:00

映画を観る前に時間があったので、軽く富士登山。
標高1/100、下練馬の富士塚だけど。
小さな山に合目石を完備した九十九折れの道があって、「教祖(欠落)之像」に始まり、猿や大天狗・烏天狗の像、同行碑、歌碑など盛りだくさん。「教祖」はここの富士講の創始者、「同行碑」はその講の登拝記念だろうか。山頂は37.76mとなっている。
下練馬の富士塚_1

下練馬の富士塚_教祖像
下練馬の富士塚_猿像
下練馬の富士塚_天狗像

下練馬の富士塚_山頂
由緒書きによると「山は明治の前に第一回、明治五年六月に第二回の築造がなされ、街内の発展に伴い、昭和二年六月第三回の築造により現今の様態を呈するに至った」。さらに平成二十六年度に大改修されている。そのため山中の碑は明治5年、昭和2年のものが目につくが、猿や天狗像の年代は分からない。

隣接する天祖神社には、皇紀二千六百年紀念の国旗掲揚塔が残っている。

2020/1/12(日) 「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」2回目2020年01月12日 00:00

「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」2回目

「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」鑑賞@イオンシネマ板橋。公開早々に観たのに続き、2回目。
まったく長さを感じさせないにせよ何しろ168分という長尺なので、劇場の回転率を考えればいつまでも上映してくれるとは思えない。スクリーンで観られるうちに観ておかなくては。パッケージ化されたら買うのに決まっているが、スクリーンとは別物だ。

今回は入場者プレゼントの絵葉書をもらった。原作にあるが映画には入らなかった、円太郎の科学話暴走場面。周囲の目線がいい。
この世界の片隅に 絵葉書
「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」というタイトル、「この世界の片隅に」が主にすずさんの物語だったのに対し、径子が、リンが、テルが、・・・それぞれ片隅に居場所を占めて生きているということ(もちろん、他の意味合いも含まれているだろう)。円太郎にしても原作にないセリフが追加されることで人物の厚みが増し、絵葉書場面も映画の一部のように脳内再生できるし、さらに、技術者として敗戦時の焼却指示に逆らって重要設計図の何枚かを持ち出したりしたのでは・・・といった想像までしてしまう。

また、スクリーンで観たい。

2020/1/15(水) 「プラン9・フロム・アウタースペース」2020年01月15日 00:00

「プラン9・フロム・アウタースペース 総天然色版」鑑賞@新宿シネマカリテ。
水曜サービスデイを狙って、「死霊の盆踊り」に引き続いてサイテー映画の夕べ。
名高いエド・ウッドの監督作品を観るのは実は初めて。1959年の本作は監督・脚本・原案・製作、65年の「死霊の盆踊り」では脚本・原案・製作を務めている。
ゲストスターとして麗々しくクレジットされているベラ・ルゴシが撮影開始後2週間で亡くなってしまい、マントで顔を隠した替玉が頻出しているのだとか。女ゾンビはいつ活躍するのかと思っているうちに終わってしまった。
しかしまあ、聞きしに勝るというか、この場合は劣るというべきか、陳腐な脚本に大根な演技、安いセットにチープな特撮、楽しめた。
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