まぬけ時空の片隅で

仕事にちょっと隙間ができたので、先月の休日出勤の振休を1日消化（と言っても勤務先はすでに年末休みなのだが。しかし現場は明日まで出るのがフツーの状況なのだ）。

で、池袋シネマサンシャインで「アバター」。前売\1300＋３Ｄ料金\300の価値は十二分にあり。

ストーリー的には予告編以上のものはない。今時アバター（化身）の概念でまごつく人もいないだろうし、この尺（162分！）にしては単純すぎるくらい。安易なエコロジー思想が臭ってくる点は少々いただけないが、これはＳＦ的な説明を省略してストーリーの分かりやすさを取った結果だろう。ノヴェライズ等で背景を書き込めば結構面白い世界が構築できそう。

それよりも見るべきは３Ｄの映像。最近の３Ｄ映画を観るのは初めてだが効果は思った以上。キャメロン監督の映像作りと相俟って映画の未来はやはりこの方向かと納得できた。ただ、手前側の物体が動いていると見えづらく感じた点は改善の余地あり。近眼眼鏡に３Ｄ用を重ねるのは窮屈なので、眼鏡なしの方式も工夫して欲しい。まあ、映画1本程度の時間ならそれほど気にならないが。

奥行きが増した分、スクリーンの面積が限られているのが不自然に感じられてしまう。ｉｍａｘで観るべきかも。