2007/10/20(土) 筑波宇宙センター ― 2007年10月20日 00:00
JAXA 平成19年度『宇宙の日』 筑波宇宙センター特別公開へ。
朝7時半、O倉・K氏の車で出発、ちょっと迷って11時半に宇宙センター到着。想定より遅れたので駐車場が心配だったが、草っぱらにビニール紐でルートを造った駐車場にはまだ余裕があった。しかし、陸続と入ってきていたから、ピーク時には待ちになったかもしれない。
基本的に家族向けのイベントであり、水ロケット教室やスタンプラリー等が用意されている。当然、会場内には子供も多い。この子らが将来、宇宙開発予算を賄う税金を支払うのだから、今から洗脳しておくのが肝心だ。
青いSTAFFジャンパーを着た若い職員が説明に当たっている。ご苦労さま。
見どころは、海底から引き上げられたH-Ⅱ8号機のエンジン、国際宇宙ステーションの日本実験モジュール「きぼう」(船外プラットフォームはこれから宇宙へ行くフライトモデル、船内実験室とロボットアームはすでにケネディ宇宙センタに送られていて、ここにあるのはエンジニアリングモデル)、等々。
見物中に体調不良を訴えたO倉氏は車で休憩することとなった。
15時からの山崎直子宇宙飛行士の講演を聴こうと、ちょっと並んで整理券をGET。その後、構内を歩いていたら、青いフライトスーツのようなのを着た女性を含む2、3人連れとすれ違った。おや?と思ったが、ご本人だったのではないか。
講演には間があるのでW-3棟で「きぼう」を見て、そろそろ時間だと会場に向かう。しかし! 整理券やパンフレットに明記してあったにも関わらず会場を勘違いしていたのであった。5分前にC-1棟前まで行ってからW-3棟だと気付き、先刻までいた場所ではないかと慌てて引き返す。ぎりぎりで入場したが、まだ席には空きがあった。
(宇宙センターに入ってすぐにパンフレットを見て、講演会:C-1とあるのを覚えていたのである。しかし、それは理事お二方の講演であって、山崎飛行士は別なのだった)
講演はISSのスライドやビデオ等を映写して山崎飛行士が解説を加えていく形式。特に目新しいことはないが、ISSで使っているPCはIBMのThinkpad A31(ただし電源は特別仕様)、カメラはNikonだそうである。
質問時間を多めに取ってあったが、この催しはまず子供のもの、大人が出しゃばるのは遠慮した。ただ、誰も手を挙げなければ訊いてみたいと思っていたのは以下2点。
1.スペースシャトルの運行はまもなく終了する。もし、自由に選べるとしたら、どの国の宇宙船に乗りたいか。また、日本独自の有人宇宙船があれば乗ってみたいか。
2.費用や安全性の面から宇宙へはロボットを送るのが適当で人間が行く必要はないという意見もあるが、宇宙飛行士として<人間が宇宙に行く>ことにどんな意味があると考えるか。
蓋を開けてみるとまず手を挙げるのは大人なのだな。そこで上記2.に近い質問も出たが、答えは「ロボットに出来ないこと、人にしか伝えられないことをフィードバックしたい」ということだった。優等生的ではあるが、バランスの取れたいい答えだと思う。あまり即物的だとロボットが進歩すれば人間の出番がなくなってしまうし、進化論的な意味や「宇宙に還る」とまで語って(騙って?)しまうとSFものにしか分からなくなる。
子供の質問には「どうしてジュースを粉にして持って行くのですか?」というのがあった。即物的でよろしい(笑) また、時間的に質問も終わって締めというタイミングで元気に手を挙げている男の子があり、山崎飛行士が「じゃあ、最後に」と指名すると「ビデオに青い服が映って・・・ヘンだと思った」。質問になっていないが山崎飛行士は「よく見てくれていますね。青い服は訓練用なんですよ」。やさしいお姉さんだ。ファンになった。
山崎飛行士の講演前にtomo@とかサワキャン(ミクシィネーム)氏が到着したという連絡をO倉氏から受けていたのだが、建屋に入っていたタイミングのせいかサワキャン氏とは連絡つかず、講演後に初めて顔を合わせた。3人揃ってS-2棟でソユーズの帰還カプセルなど見ているうちに16時を過ぎ、公開時間終了。
3人でつくば駅近くの豚カツ屋に入って食事、食べ終わってもしばらく語っていたが、混み合う時間帯なので場所を変えようと西武のドイツ料理店へ。そこも閉店時間を過ぎるまでいて、20時半に解散。サワキャン氏はつくばエクスプレスへ、こちらは車でまたもや迷いつつ(つくばは新しい道が多くて、古い地図では太刀打ちできない)、23時半過ぎに帰宅。
見学中、腹ごしらえに食したロケットパン(\150)。
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