2006/5/27(土) 恐るべし、蛭。(小草平ノ沢) ― 2006年05月27日 00:00
無名山塾の講習で、丹沢の小草平ノ沢へ。これで7単位。
K藤講師、CUにM谷・Y氏(女性)、講習生は同期のS木・Y氏(女性)、U山・K氏、自分。
同期3人は沢初体験。
8:15 小田急線渋沢駅に集合。雨の中、K藤氏、M谷氏のクルマに分乗、二俣へ。思ったより肌寒く、雨具の上からハーネスやスパッツを付け、沢靴に履き替える。10時前に歩き始め。
まずは地図で現在地の確認。沢では見通しがきかないから、地図読みがいっそう大事なのだ。地図はあまり拡大すると分かりづらい。25000図なら2倍程度が適当か。
流れに踏み込み、勘七ノ沢から分かれる前にF1だけ眺める。勘七ノ沢でいちばん面白い滝とのこと。ここに取り付いていたパーティはF1の後で小草平ノ沢へ転進し、我々を追い抜いていった。
25000図には水線も入っていない沢だし、初心者コースということで大して濡れることもあるまいと多寡をくくっていたが、天候のためか結構水量がある。流れはせいぜい膝下までだが、滝では上と下で声が通らないほど。そんな時のためにホイッスルを持っているとよい。
滝が現れるとK藤氏がロープを持って登り、講習生はトップロープ(上からのロープをハーネスに結び、滑ってもぶら下がる)で上がる。2、3登った後、シャワークライム(滝の水を浴びながらの登り)が出てきた。K藤氏、「シャワークライムは嫌いなんだよな」と言いながら取り付き「冷てー」。U山氏の後、いよいよ自分で取り付いてみると、うわー、目が見えん。ほんのちょっと上がったところでホールド(手掛かり)を探していたら水に剥がされてしまった。やり直して今度は登りきる。と言ってもトップロープに引っ張り上げられ気味だが。
こんな小さな沢でも滝がいくつもあり、ゴルジュ(両側に崖が迫る)っぽいところもある。それに、整備された道などなく、倒木を乗り越え道なき道を行く感覚が面白い。岩登りやロープワークの技術も必要だし、ルートファインディングもあるし、沢は登山の総合と言われるのが少し分かった。今回はまったくの入門だが、楽しめそうだ。
流れが細くなり、やがて水がなくなった斜面の踏み跡を辿って、14時過ぎに堀山の家すぐ下の登山道に出て終了。堀山の家でしばし休憩。K藤氏は顔見知りで、写真を撮ってくれたり、チョコレートを出してくれたり。居心地のいい小屋だ。
雨で滑りやすい登山道を二俣に戻り、着替える人は着替え。自分は靴と靴下を替えたのみ。
S木氏とともに再びM谷氏のクルマに。走り出そうと思うとM谷氏の脱いだ靴に蛭が何匹も付いていて、しばし蛭退治となる。M谷氏の「こんなに蛭に出合ったことはない」の言葉に「蛭男か蛭女がいるのでは」と返すと「蛭女ってヤだな」と3人で大笑い。
渋沢駅近くで軽く食事。しばらく飲食して、左手人差し指を見たら蛭が付いていたのにはビックリ。どこから湧いてくるのか。
自家用車のK藤氏、M谷氏を見送った後、同期3人はU山氏の知っている店に場所を替えて飲む。普段焼酎はやらないが、ここに置いてあるのは美味い。鯵と金目鯛も美味。
ここ3、4日ちょっと咳が出ていたが、いよいよ喉がガラガラになってきた。
終電で帰宅。
汚れた雨具やスパッツを洗おうと風呂場に広げたら、蛭がまた3匹ばかり出てきた。恐るべし。
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