2006/4/23(日) 谷川岳 ― 2006年04月23日 00:00
無名山塾の講習にて、西黒尾根から谷川岳に登頂。
K講師に講習生は本科25期6名+26期1名。
山歩きを始めて以来、数えてみると谷川岳に登るのは7回目だ。
22(土)は土合駅にステーションビバーグ。
予報では23(日)は雨、山は雪になるつもりでいたが、実際は時々薄日も差す曇りで一日過ごせた。
6:18 土合駅を出発、6:48 西黒尾根に取り付く。
ものを知らなかった5年前のGWに夏山装備で登ってしまったルート(https://marukoba.asablo.jp/blog/2001/04/29/9214274)だが、その時より雪が深い。例年の4月始めくらいの積雪らしいが、春には違いない。雪面が切れたり崩壊している箇所もある。登っていると暑くて袖まくりするほどだが風が吹きつけると寒くなる。
しばらく高度を稼いで9時過ぎ、1450mあたり。岩場が出てきて、その先の尾根が痩せているところでアイゼン装着。「ここまで来てアイゼン忘れたことに気付いたら泣いちゃうね」とか言いながら着けていたらK山・N氏が「アイゼン忘れた」。冗談かと思ったら本当で、K講師のを借りることに。K講師は「おれはアイゼンなしでもいいや」。しかし、まだ新しいチタン製のを岩場でガリガリやられて泣いていた。K山氏は毎回話題を提供してくれる。
その後は26期Y永・H氏がややペースダウンした程度でハプニングもなく、12時前にトマノ耳に登頂。1年前に来た時、前日の落雷で真っ二つだった山頂標は新しくなっていた。
気温は10℃近く。無風の登りが暑い訳だ。
Y永氏は1型糖尿病(インスリン依存型糖尿病)で、時々血糖値を計って下がり過ぎたらコーラを飲んで歩いている(上がり過ぎたらインシュリンを射つのだが、それは食事の後などのこと)。後で聞いたところ頂上手前は低血糖で辛かったとか。しかしこの時は何も言わず歩いていた。よく頑張りが利く。
肩の小屋で一休みしてから天神尾根の下り。
けっこう急傾斜だが広い斜面に雪が一杯で快適。場所によって雪質がザラメだったり新雪みたいにふかふかだったり、ふかふかの下が凍っていたりといろいろ。勉強になる。
左手の斜面は上からずっと雪が繋がっていて、見事なシュプールが残っていた。遠くにスキーヤーを見て「冒険スキーヤーとボーゲンスキーヤー」とか駄洒落。
調子よく下っていたら、熊穴沢の避難小屋の手前でK講師が止まってしまった。足がつったと言う。アイゼンなしではやはり筋肉に負担が掛かったのかも。
すっかり埋まっている小屋の上で休憩して回復し、14時過ぎに天神平。
ロープウェイで楽して降り、土合駅に15時前に帰着。地面の石の上に天道虫を見つけた。
一応ここで解散だが、講師含め6名は水上駅前で無名山塾御用達のそば処・くぼ田へ。列車時刻までいて本解散。
特急の車窓から見ると埼玉東京ではとっくに散ってしまった桜が満開。南から北へ、里から山への春を実感した。
■今回のルート
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