2006/4/20(木) 「モルタデロとフィレモン」2006年04月20日 00:00

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2003年スペイン製スパイ・コメディ。スペイン映画はほとんど観たことないが、「SFマガジン」の紹介記事でなんだか面白そうだったので、シアターN渋谷へ。
本国では40年以上愛され続けるコミックで、映画も大当たりを取ったとか。
なるほど、これはマンガだ。ヒゲモジャ博士の珍発明いろいろ、人間は壁に叩きつけられてめり込み、落ちてきた重り(? '16t'とか書きたいところ)に潰されてぺっちゃんこ。ついでに猫もぺっちゃんこ。最近は人間よりも動物を潰す方が勇気が要る。
ストーリーを駆動するかと思われたDDT(字幕では「ダウナー・電波・飛ばし機」)がどこかへ行ってしまうが、伏線をきちんと回収していて案外まじめな作りだ。
ちょっとくどい味わいだが楽しめた。

ところで、ディズニーをおちょくるような台詞があり、イタリアの「ネオ・ファンタジア」を思い出した。自分にはイタリア語とスペイン語の区別がつかないが、共通する心象があるのかも。
あと、DDTといいエンドロールの空耳歌詞といい、日本版の製作スタッフが楽しんで(やけくそで?)作ったのではないか。本国公開とのタイムラグも、日本公開のチャンスを窺っていた過程を想像させる。

新宿で下車していつもの店で一杯。十四代・双虹(そうこう)と田酒・外ヶ濱(そとがはま)。どちらも滅多に飲めない季節限定の品とのことで、揃って香りが高い。料理は一品のみ、たらの芽と筍の天麩羅には他にフキノトウなども入って、ほろ苦い春の味。
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