2005/11/20(日) 西丹沢・大杉山 ― 2005年11月20日 00:00
無名山塾のリーダー養成講座実技編。地形図、コンパス、高度計を使ったルートファインディングの勉強。
講師はお馴染みのM本氏。受講生23名を3班に分け、それぞれにサブリーダーが付く総勢27名の大所帯。
8時に新松田駅に集合。
地図は集合地点で配布された。M本講師の講習ではいつも2万5千図を1.5倍か2倍に拡大コピーしたものを配る。今回は2倍。1/12500だ。
以前に読んだ本には感覚が狂うから1/25000以外使うべきではないとあったが、M本講師は見えなければ意味がない、距離感は拡大率を頭に入れておけばいいという意見。自分は裸眼で手元は見えるから1/25000がいいかな。
臨時バスで丹沢湖の北、中川橋へ。
橋の上でコンパスの基本的な使い方の復習。現在地から最初の目標ピークの方位を読む。自分でやると周囲より2,3度大きく出るようだ。その程度は問題ないとのこと。
高度計を合わせた上で班毎に山に取り付く。コンパスで方位を確認しながら地形図を見て、尾根に上がればいいんだな、踏み跡がこっちにある、と判断しつつ。
ルート中の最高点でも880mと高度がないので眺望はないが、いくらか見晴らしの利くところで山座同定。地図上で方位を合わせて山を見つける方法、逆に山に合わせて地図上で確認する手順。
880m地点から山行タイトルの大杉山までは我が班が先行。ほぼ平らな地点でわずかな起伏を見ながら行くが、よく分からない。メンバ同士で高度計の読みを言い合うと、ついさっき合わせたのにすぐ10m15mのバラツキが出る。途中左手に見えた盛り上がりが850mピークか、いや今いるところがそうだ、と言って歩いているうちに後方から講師のホイッスル。気付かないうちに大杉山を通り越していた。三角点に倒木が掛かっていて見落としたこともあるが、そもそも現在地を読み違えていた。方位は正しかったのだが。歩いた距離を把握しておけば間違いないが、なかなか難しい。
そこからはほぼ下り。こまめにコンパスを合わせて辿る尾根を間違えないようにする。馬草山(まぐさやま、でまた山座同定をやり、もう少し斜面を下ると作業道に出た。
3時過ぎに中川温泉。\800で入浴し、4時半の臨時バスまで休憩。サブリーダの一人はボージョレヌーヴォーを一瓶持ち込んで振舞っていたが、今日はコップを持ってきてなかった。
バスは新松田まで行くのだが、渋滞を嫌って皆谷峨で下車。あとは流れ解散。講師他9名で松田駅そばの居酒屋へ。講師とS女史とともに酔鯨など飲む。
歩きとしては面白くも何ともないが、コンパスなどを実践的に使えたのはよかった。歩きに行くと、とにかく歩いてしまってなかなか出来ないことだから。
■周辺地形図
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