2005/6/4(土) トンデモ本大賞20052005年06月04日 13:00

と学会公式ページ ⇒ http://www.togakkai.com/taisyou/2005.html

一般公開されるようになって3年、今年もまた参加。
会場は去年に引き続き千代田区公会堂。皇居や靖国神社も近いこの場所で自爆攻撃も受けずにこういう催しが出来る日本はいい国である。
開会挨拶で唐沢俊一氏も仰られていた通り、降られるかと思われた予報に反して案外日差しが明るい。
写真は受付で渡された団扇。外は少し暑かったので有難し。西原画伯の絵で、会場以外では手に入らない代物だそうである。会場以外では使えない絵柄、とも言えるが。
トンデモ本大賞2005うちわ

席を確保して物販コーナーで買物。山本会長『チャリス・イン・ハザード2』(\1,000)、中京大学・明木教授の『古代中国にUFOは飛来していたか?』(\1,000)、『と学会誌14』(\500)、それに買いそびれていた『新・トンデモ超常現象56の真相』(\1,480)を購入。ブラッCがゴヨーダマン姿で『本家立川流』、おぐりゆかさんがアリスで『ウワノボン』を売っているが、それぞれトンデモ落語会や「ただいま!」公演で購入済みなのでパス。おぐりさん、近くで生で見ると可愛い(コスプレのためばかりじゃなく)。

会場を見渡して、記録係をしているはずの「天・動・説」の皆さんを探すが発見できず。

開演時間を過ぎ、懐中時計ならぬ掛時計を持った白ウサギ姿の声嬢が登場・・・というような進行の様子は、いずれ「天・動・説」で読めるであろうから省略。
ただ、唐沢氏のマッドハッター似合い過ぎ、というのは強調してし過ぎることはあるまい。

次のコーナー「世界一受けたい?トンデモ授業」では、まず皆神氏が『ダ・ヴィンチ・コード』を斬る。フランス国立図書館にある文書のタイトルが「極秘文書」ってのが素晴らしい。植木不等式氏の下品系生物学講義では壇上でのジェスチャー披露に氏の知らない一面を見る思いがする。明木教授、談之介師匠の講義にも大いに笑わせてもらうが、まあこの方たちは本職。それに対してアマチュアの新田五郎氏が500人を超える聴衆を前にきちんとウケをとって授業するのには感心する。
ただ、せっかく錚々たる生徒を並べたのにツッコミに対応する時間のほとんどないのが残念。授業のコマ数を減らして余裕を持たせた方がよかったかも。

ノミネート作品紹介では副島本に張られた付箋の量に圧倒される(あれだけ張るともう付箋の意味がない。ツッコミのないページに張るようにしないと)。が、この本は既に読んでおり、またツッコミどころのあまりの多さに却ってインパクトの弱まった面もあって、別の作品に投票した。南京大虐殺やナチのホロコーストならともかく先の大戦の存在を疑うというぶっ飛びようは著者だけでなくそれを本にしてしまう出版社も凄いと思う。

投票及び休憩時間中のサイン会は『年鑑Rose』に限定されたのが残念。『チャリス』に山本会長のサインを入れてもらおうかと思ったのに。
2階席を出たところに唐沢氏がいらっしゃったので簡単に挨拶。写真撮影に応じられるのに忙しそうである。

梅田佳声氏(http://www.meikoukai.com/contents/town/38/38_2/)によるトンデモ紙芝居は昭和30年頃のものという。絵が達者なことに感心する。芸術性云々というものではないが、目的に合わせて進化した形はやはり力強い。もちろん梅田氏の語りも見事。

いよいよ投票結果発表。投票総数501票のうち380票以上を集めて副島隆彦『人類の月面着陸は無かったろう論』がトンデモ本大賞2005に決定。おめでとう。贈呈はどうやるのか知らないけれど、副島氏きっと怒り狂うだろうな。しばらく氏の「学問道場」に注目しておこう。

唐沢さん、植木さん、他運営に携わった皆様方、お疲れさまでした。反日、もとい半日楽しませてもらいました。

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