2004/8/9(月) ロケットまつり22004年08月09日 19:30

「ロケットまつり2」@新宿ロフトプラスワン。
出演者:野田篤司、松浦晋也、笹本祐一、あさりよしとお

○スペースシャトルの飛行期間が2週間の理由
機体や備品は4週間はもつ。2週間以上無重量状態にいると、人間がシャトルを操縦できなくなり、帰還できない。
○アブレータは低速では熱が逃げず、内に向かう。そのままでは乗員が蒸焼き。
 →アメリカは海に落とした。
 →ソ連はアブレータを捨てて着陸(寒い所に落とす、というのはあさりの冗談)。
○アポロカプセルの回収に第7艦隊は不要。クレーン船2隻で足りる。ヘリがあれば探索に便利な程度。艦隊を出したのはセレモニーのためではないか。海軍が一枚噛ませろ、と言ったとの話もある。
○日本で宇宙開発を推進するためには(冗談)
高度65km、120km(1段、2段で上がれる距離)に政治家の地盤があればよい。温泉があれば完璧。
○新しい宇宙船(ふじが念頭にあるはず)の設計をする時は、的川泰宣先生が乗れることを基準にした(今ウケた人は失礼です、とあさり)。身長180cmくらいまで、自動車の運転ができる程度の普通の人を念頭においている。
○ソユーズは帰還時にコントロール不能になったらスピンさせる。
コントロール状態で3G、コントロール不能で上下逆に突入したら20G(普通死ぬ)、スピンさせれば9Gで済む。
○多段式ロケットの第一段は比推力の高い液酸液水よりも、ケロシン液水の方が理に適っている。空気抵抗の大きい段階では、遅くても重い分子でトルクを高くした方が高効率。自動車がローで発進して順次にギアを上げるようなもの。
○笹本曰く、「ふじの設計のためにいろいろ調べてみると、ソユーズよく出来てるじゃないか、チクショー。でもロケット(プロトン)の方は昔の設計だしさすがに古いだろうと思うと、やっぱりよく出来てやがる、チクショー」

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