2019/7/3(水) 高畑勲展2019年07月03日 00:00

高畑勲展@東京国立近代美術館を観てきた。
高畑勲展
「太陽の王子ホルスの大冒険」(1968)の資料が充実。グラフ用紙に緻密に書かれた登場人物のテンションや音楽の推移表など、つくづく理詰めの人だったのだな。朝ドラ「なつぞら」ヒロインのモデルとなった奥山玲子の描いたヒルダも素敵。宮崎駿の提案メモの中には「シータ(ヒルダ)はホルス(パズーという名はどうでしょう)の戦いに、心も力も敗れた時、飛ぶ力を持つ宝石を~」というのがあって、主人公の名前を「ラピュタ」(1986)まで暖めていたんかい、とか。
時代が下って「赤毛のアン」(1979)では近藤善文のスケッチ。本当にいい絵を描く人で、病気で早くに亡くなったのは惜しかった。以前にネットで読んだ記事にあった同僚の言葉「コンちゃんを殺したのはパクさん(高畑監督)よね」の言葉も思い出される。作品作りの上で厳しい要求があったのだろう。
下の写真、アルムおんじの家は会場外なので、美術館に行けば見られます。
高畑勲展ジオラマ
高畑勲展 おんじの家

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