2019/1/12(土)~1/13(日) 八ヶ岳・天狗岳西尾根 ― 2019年01月12日 00:00
無名山塾の技術委員会企画。S木・Y氏(女性)リーダー、自分とK澤・K氏サブリーダー。山塾に最近加入したメンバの初雪山として、2006年にS木氏と自分が雪山入門で参加したルートを計画した。今回の参加者は上記3人と本科生3人(うち2人が最近の新人)、研究生2人の計8人で、新人より外野が多くなった印象。それにしても、自分たちの天狗西尾根からもう13年も経ったのか。
■1/12(土)
茅野駅に集合、バスで渋辰野館へ。バスは1台が満杯になり、少し待って2台目に乗車した。午前中の辰野館は営業しているのかいないのか、玄関は開いているもののひっそり。それにしても暖かく、手袋もせずに身支度して、11時に出発。
新人と旧人を組み合わせ、新人に地形図を読みながら歩いてもらう。自分はO宮・T氏(昨年7月の空木岳で知り合い、次の集会後の飲み会でさっさと入会してしまった人)と組んだ。が、O宮氏、用意しておいた地図を荷物に入れ忘れたとのこと。山行の忘れ物としては罪が重いが、今回は自分が予備で持っていた地形図を渡した。トップを交替しながら歩き、唐沢鉱泉に14時。営業しており、水を持ってきていないメンバは分けてもらった。黒百合ヒュッテ方向から下山してきたパーティは、ここに車を停めて周遊してきたのだろう。
天狗岳西尾根に側面から取り付いてもやはり雪は少なく、アイゼン無しの夏道歩き30分で尾根に上がった。そこから西に入って平坦地を見つけ、木の根がやや邪魔だがテント二張を設営。
薄い雪をすくって水作り用に確保したものの、持ち上げた分で間に合った。食事は本科生担当。夕食はスパムのスパイシートマト煮で美味しかった。
■1/13(日)
テント毎に鳥雑炊の朝食を摂ってテント撤収し、出発前にアイゼンを装着。昨日テントで寛いでいてもO宮氏が何だかおとなしいと思っていたら、アイゼンも忘れたのだという。リーダーには報告済みとのことで、それなら歩きながら対応するしかない。6時に出発。
7時に樹林を出て展望が開けたところで休憩しているうち、後続パーティが登ってきた。一人は犬を連れている。柴犬の血が入っているので寒さに強いとかで、犬も山歩きを喜んでいる様子だ。同じパーティかは不明だが、ドローンも飛んでいた。しかし、実はそこからほんの少し上がったところが2416mの展望台なのだった。我々が止まっていたので後続も勘違いしたかもしれない。
第二展望台(2510m小ピーク)まで進むと、正面に天狗岳が大きい。
晴天の下、周囲の山々がくっきり。やはり甲斐駒はカッコイイ。少し離れたところに現れたカモシカが、何だこいつらという顔でこちらを見ていた。
天狗岳の登りはゴロゴロした岩の間を行く。追い付いてきた犬がゴーグルをしているのが可愛い。見下ろすと天狗岳の影。
9時に西天狗(2646.0m)登頂。
これが1月の天狗かと思うほどの穏やかさの中で休憩し、360度の眺望を楽しむ。先ほどのパーティだろう、ドローンを2機体制で飛ばせるのも天候の賜物だ。登ってきた西側と違って緩やかな雪面を下り、わずかに登って東天狗。
ここからの下りはアイゼンを履いていないO宮氏に気を配るが、格別危険な局面は無かった。中山峠を経由して、黒百合ヒュッテに10:50。ヒュッテでアイゼンを外し、12:40に渋の湯に下りた。
バス待ちが長いのでタクシーを呼んで茅野へ。いつもの駅ビル蕎麦屋で打上げ。
本科生は雪山の寒さ厳しさに触れられなかったが、それはまた今度ということで。
■今回のルート
2019/1/26(土)~1/27(日) 会津駒ヶ岳(敗退) ― 2019年01月26日 00:00
無名山塾・みどるの会の山行に参加。リーダーT中・H氏、他みどる4名に自分の6人パーティ。
寒波襲来の予報ほどには寒くなかったが積雪は多く、まるで進まないので早々に撤退。
■1/26(土)
会津高原尾瀬口に集合、バスで駒ヶ岳登山口へ(\1760)。バス車中で今回は晴れかと思うと雪がチラついたりして、11:30 バス停では薄曇り-4℃。
登山口に向かう道に踏み込んだところで早くもワカン装着、スキーの跡はあるものの踏み抜けば膝くらいまで潜る。道路をショートカットして登る樹林帯ではなおさら。
夏道の取付きより手前、駐車スペースのあるヘアピンカーブから取り付いたが、スキー跡を辿っても潜って楽ではない。柔らかな新雪だが踏めば割合に固まるので、自分はトレースを無視して最初から雪を掻き分けた方が登りやすかった。
結局、標高1200mにも達しないうちに15時となり、テン場を探すことに。ここまでに日の射す時間もあったが、この時はさらさらと降雪。
樹林斜面なので雪崩の心配は少ないが、一応、葉を落とした太めの樹木の陰を整地してテント2張を設営した。時折風が吹くと枝に積もった雪がバサバサと落ちてくるのには閉口した。
夜中も雪は降り続き、斜面を流れ落ちてくる分もあって、テントがかなり埋まった。T中氏がトイレに起きたついでに雪掻き。
■1/27(日)
昨日のラッセルと夜中に降り積もった雪で意気阻喪、朝食の場でこれ以上登らずに下山と決定。そうとなれば急ぐこともないので、7時半に出発。-10℃。下りも雪の中でもがく羽目になるかと思ったのだが、9時過ぎにバス停に着いてしまった。登っている時には結構頑張ったつもりになってしまうのだが、実際には全然上がっていなかったということ。天候は雪から徐々に回復してきた。下りてみると登山日和というのもよくあることだ。
新潟から車で来た一人とバス停で別れ、駅の土産物屋兼食堂で打上げ。サンショウウオの干物(2匹で\600)というのがあったので買ってみた。軽くあぶって食するとのこと。
(持ち帰る途中で折れてしまった)
■今回のルート
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