2017/12/3(日) 丹沢・大倉尾根ボッカ訓練 ― 2017年12月03日 00:00
2017/12/16(土) 西上州・落沢岳~しれいた山 ― 2017年12月16日 00:00
無名山塾の自主山行。T中・H氏に誘われ、打田鍈一『藪岩魂』よりセレクトした西上州の2ルートに土日で行くことにする。本日は前半戦の落沢岳~しれいた山。
7時にT中氏の車に自宅からピックアップしてもらう。下仁田の大北野集落手前の路肩に駐車し、10:10 出発。晴れ。
林道を入っていくと沢の二股に墓地があり、右に行く。沢伝いが歩きづらくなり、左岸植林の斜面に取り付いて登っていくと尾根に出た。西牧(さいもく)川と南牧(なんもく)川を分ける分水尾根だ。ぱっと見ピークのようで573m地点と思ったのだが、帰宅してからGPS軌跡を確認すると、それより下の540mコル手前だった。コルを越えて西進すると、意外や左手に林道が伸びている。平成26年度事業と看板が出ていたので、『藪岩魂』の時には無かった道なのだろう。
580m辺りから傾斜が急になり、滑る落ち葉を踏みしめ、あるいは岩や樹を掴んで身体を持ち上げて、700mの尾根分岐で一本。しれいた山にはここから南へ向かうため、『藪岩魂』ではしれいた山分岐と称している。
本によると、ここからP1~P4を踏んで落沢岳に至る。が、歩き出すとすぐにP2ーP3間の鞍部で、ピークというほどのものはない。P4の岩場は手前の立ち木に赤ペンキが付いており、そこから取り付くと木登りになった。
さらに一登りして、12:10 細長いピークに到着。本の記述では落沢岳(790m)だが、事前に地形図で見ておいた山頂より50m程高い。すぐ先の小ピークまで行っても山名板もなく、首をひねりつつ記念撮影。帰宅してからGPSを確認すると、地形図上で二人ともが落沢岳と思っていた地点より手前でありながら実際に山頂を踏んでいたのだった。P1~P4を地形図上で等高線が閉じたピークに当てたため山頂を実際より先と誤認し、現地でもその思い込みを修正できなかったというオチ。
しれいた山分岐への戻り、来る時に直登したP4は「南を容易に巻ける」ということなのでルートを探したが分らず、二人分かれて、下から大回りするのとピークの肩あたりを回ろうとして結局危なっかしく斜面を下るのとで、少々時間をくった。あとは快調なペースでしれいた山分岐に下って一本。
分岐から南下する尾根は最初こそ緩やかだが、じきに歩いて下るのは難しい急降下となる。古い捨て縄の付いた木を見つけ、そこから30m補助ロープを繋いで懸垂下降1回。
傾斜が緩んだ地点には古い看板の鉄枠が朽ちかけていた。植林事業の表示だったろうか。
550mコルで南東に進路を変え、尾根を歩いていくと南面の絶壁が見えてきた。これが「しれいた」=白板=白い岩壁だ。
ナイフリッジを渡り、14:30 しれいた山西峰(641m)。狭い山頂でしばし眺望を楽しむ。小ギャップを越えて東峰。
『藪岩魂』では山頂東の610m峰から北へ下りているが、山頂から下りる途中、左手にトラバースで西へ戻る踏み跡を認めて辿るとしれいた山から北へ向かう尾根に出た。本によると610m峰からは「踏み跡皆無」だが、こちらも踏跡を当てにせず下っていくと沢に下りられた。登山口の二股の左又の方で、沢沿いに二股に戻って15:05。
駐車地点に戻る道端に道祖神や庚申塔がまとめられていた。現在の感覚では山の暮しは大変そうだが、昔は山村には山村の豊かさがあったのだろうと思う。
時間に余裕があるので、町営「荒船の湯」(2019年9月に閉館)まで車を走らせて入浴。下仁田駅近くのスーパーで酒とつまみ、夕食朝食を買い込み、再整備工事中の道の駅しもにたの駐車場隅にテントを張った。
『藪岩魂』の記事になった山行の記録を発見 ⇒ http://cczoo.blog19.fc2.com/blog-entry-63.html
■今回のルート
2017/12/17(日) 西上州・マムシ岳 ― 2017年12月17日 00:00
無名山塾T中・H氏との自主山行、2日目。
道の駅しもにたに張ったテントを撤収し、上野村のキリンテ登山口に移動。冬季閉鎖の林道ゲート傍に駐車し、ヘアピンカーブを一段降りたところが送電線巡視路入口で、今回の登山口。『藪岩魂』によると、ここから尾根に上がる山腹道が「滑落に肝を冷やすコース一番の難所」。見上げる斜面は確かに難しそうなので、すぐに使えるようにスリングなど準備して木橋を渡る。7:50、雲はあるが晴れ。
落ち葉を掻きわけて巡視路を辿ると、あっさり尾根上のキリンテのコル(840m)に上がれて拍子抜け。これが一番の難所なら今日は楽勝では・・・と思うところが浅はかである。
尾根を北西に進み、鉄塔に着いたところで風花が舞う。8時頃に雨との予報通りだが、これはすぐに止んだ。
雑木林の急登を手をついて登り岩を乗り越えると、今度はトラロープの付いた岩場の急登(1100~1140m)。こここそが本日一番の難所だった。岩角や立ち木を掴み、時にトラロープに頼ってよじ登るが、足の置き場を考える箇所もあり、少々危険。上部はザレ気味の土斜面になるが、滑れば岩場を転落することになる。
登り切って「ノ五三」の標石で息をつくが、今度は風花ではない雪が降ってきた。もう少し進むと、1200mの手前でまた岩場。『藪岩魂』には「左から巻き登る」とあり、これを越えれば山頂間近なのだが、もう岩が白くなっており、雪は降り続いている。これより先へ行くのは危険と判断して、引き返すことにした。
雪で滑らないよう慎重に足を運ぶ。先ほどのトラロープの箇所は懸垂下降することにした。視点を取る木には不自由しないので30m補助ロープ1本を使ったが、安心できる場所まで5ピッチを要した。
その後は単純な一本尾根と思っていたら雑木林の急登(今度は急降下だが)で分岐しており、そちらに行きかけたのを修正。下るうちに雪は小降りになり、10:38 登山口に戻った時にはすっかり止んでいた。
車を出して人里に出るころには青空。しかし、岩に着いた雪はすぐには融けないだろうし、いずれにせよ今日はもう登る気なし。
鍋焼きうどんの美味しい南牧村の井上うどんは休みだったので、下仁田駅近くで食堂を探し、地元の人に教えてもらった日昇軒で下仁田カツ丼。800円とリーズナブルで美味しかった。実はきよしやという店を先に見つけたのだが、かなりの人気のようで混んでおり入らず。こちらもカツ丼が売りらしいので、機会があれば食べてみよう。
■今回のルート
2017/12/24(日) 富士山雪上訓練 ― 2017年12月24日 00:00
2017/12/27(水) カフェロシア ― 2017年12月27日 00:00
K田・T氏、S戸口氏と語らい、K元・T氏もお誘いして、ロシア・ジョージア(旧グルジア)料理のカフェロシア@吉祥寺。
アルコールはワインにして、料理もクセがなく、どれも美味しい。特に深い話もないが、このメンバーならよもやま話が楽しい。















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