2014/12/7(日) 丹沢・前大沢、モミソ沢~アイゼントレーニング ― 2014年12月07日 00:00
無名山塾の自主山行。S木・Y氏から誘われて2人パーティ。
8:40 大倉のバスターミナルを出て風の吊橋を渡る。今日、山塾からはT口氏リーダーのもう1隊がモミソ沢を登下降するので会うかもと思っていたら、橋から下りた所でT口氏を待つ一行と出会った。こちらはそのまま戸川林道を歩いて倉見山荘(廃屋)へ。12月の沢は寒いだろうと厚めのシャツ、ズボンを着てきたが、天気がよくて暑い。
水無川を渡って身支度し、アイゼンを着けて、10:00 前大沢に入った。
最初の5m滝で早くも前爪頼り。
3m滝を越え、倒木を潜ると堰堤滝に突き当たる。最初にS木氏が右側を試みるが難しく、自分が左側スラブを登る。こちらも上部に手掛かりが乏しい。何とか上がりきって見ると、地面に埋め込んだようなボルトに残置スリングがかけてあった。
6m滝は左壁に残置スリングが2本。上部のものはそこに足を掛けろということか? S木氏が先に上るが、スリングを掴まないと無理なようだ。ロープを下ろしてもらい、自分は確保があるので思い切って残置スリングが使えた。
次の5m滝は自分が先行。左側を上がって岩壁に斜めに固定されたスリングを掴む。
4m滝に続く堰堤は左側の泥っぽい(泥の下は岩)箇所を自分先行。上部は掴むものがなくなり、引っ掛けている前爪が外れないかと足元を気にしながらずり上がった。
ガイド本『東京周辺の沢』に「快適なナメ滝」とあるところは、倒木や落ち葉で最初ナメと分からず。
その後、たぶん3段10m滝だったと思うが、自分が先行したら上部でまたもやホールド(手がかり)が乏しく、スタンスに届くほど足を上げられずに膝をついてしまって、そこからの動きに苦労した。
沢が終わって大倉尾根の登山道に出るまでは土の急斜面。上からだんだんに落ちてきたらしい、鹿の頭骨や肩甲骨と思しきものがあった。
登山道に出たのが12:30 、モミソ沢には掘山(943m)付近から入るのだが、時間も早いので掘山の家まで行って一休み(13:10~13:30)。
腰を上げて地形図で見当をつけ、掘山の手前から鹿柵に沿って下りていく。結構な急斜面となり、落ち葉の下はガレ。谷間に降り立って少し行くと大棚12mで、もちろん懸垂下降。以下、適宜にロープを使い、水無川に出たのが16時。T口隊にはとうとう出会わなかった。
林道を歩くうちに日が暮れ、青色LEDで照明された風の吊橋がきれいだ。バスターミナルに17時過ぎに帰着。渋沢駅前の魚丸で一杯引っ掛けて帰路に着いた。
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