2014/6/7(土)~6/8(日) 富士山 ― 2014年06月07日 00:00
無名山塾の自主山行で、S木・Y氏(女性)の高度順応に付き合う。土曜に山頂近くまで登って泊まる計画だったが、金曜の大雨のため出発を遅らせた。
■6/7(土)
新幹線を新富士で下車、14:20のバスで富士宮口五合目(新五合目)へ。小雨の中、売店は営業時間を過ぎたのか閉まっていた。身支度して通行止めのフェンスに入り込み、一部に雪が残っている道を30分足らずで新六合の雲海荘。今日の行動は30分のみ。
小屋の傍らにテント設営し、酒と食事。低いところに泊まる分、アルコールでメートルを上げる。就寝中、酸欠で一度目が覚めた。S木氏のこのテントは無闇に気密性が高い。自分は寝ていたが、登っていく人が3人ほど通ったとのこと。
■6/8(日)
3時起床。不要物をテントで包んでその場にデポ、4:30出発。曇り、6℃。
雪があったりなかったりの夏道で八合目まで行く。小屋前で休憩して歩き出し、少し上がったところで完全に雪の斜面になったのでアイゼン装着。
九合目万年雪荘、九合五勺と雪上の踏み跡を辿る。下山してくるのは夜中に上がって行った人か。身軽な単独の若者が追い抜いていく。天候は回復傾向で青空が見えてきた。
最後の急傾斜は左手に露出した岩に沿った踏み跡を選んだ。右手に真っ直ぐ付いている方はキツそうだ。息を切らさない速度で登る。
鳥居をくぐって御鉢に上がり、9:20、最高点の剣ヶ峰に立った。測候所はだいたい出ており、櫓から音を立てて雪が落ちる。眼下は半分雲海。降ったり止んだりの予報に雨を覚悟していたのだが、ここまでは天気に恵まれた。
鳥居近くのベンチで一休みして下山開始すると、だんだん雲が上がってきて九合目から雨。その中を登ってくる人もいたが、山頂はどうだったろうか。面倒がって雨具の上だけ羽織ったので、ズボンをすっかり濡らしてしまった。幸いに六合目ではほとんど止み、荷物をまとめて五合目へ。フェンスを出たところで静岡県の職員(?)が山行目的や日程などのアンケートを取っていた。12時半で今度は売店も営業しており、14:30のバスまで食堂で暇潰し。バスがもっと早ければ街で入浴したかったが、今回はそのまま新幹線に乗車。こだまは空いていた。
曇りがちなので油断していたら相当日焼した。帰宅して風呂に入ると顔や腕がヒリヒリ。これは顔面ボロボロになりそう。
■今回のルート
2014/6/14(金) ヤモリ ― 2014年06月14日 00:00
今年もまた台所の窓に現れた。昨年は記録していない(この時期はデナリに行っていた)が、一昨年は6/8に姿を見せている。初めて見たのは3年前の7月。ヤモリは10年程度生きるというから、同じ個体かな。
2014/6/21(土) 「ゴジラ 60周年記念デジタルリマスター版」 ― 2014年06月21日 00:00
夕方からの出勤前に鑑賞。ハリウッド新作の前売り券提示で¥500とお得だ。初代ゴジラをスクリーンで観るのは30年ぶりだろうか。
あらためて戦争の影の濃い映画だと思うが、それより今回は映像のクリアさに驚嘆。なにしろ船舶遭難やゴジラの脅威を伝える新聞の文面がはっきりと読める。そこに繰り返し「エロ本」の文字が(笑) どんな記事を切り貼りしたんだろう。まさか上映した時に読めるとは思わなかったんだろうなぁ。
2014/6/28(土) 両神山塊・天理岳 ― 2014年06月28日 00:00
無名山塾の自主山行。週末の気楽な山歩きとして計画し、N瀬・C氏(女性)を誘った。
ルートは打田鍈一『藪岩魂 ハイグレード・ハイキングの世界』から見つけたもの。
しかし一日雨でびしょ濡れ、足元が悪かったり予想以上にルートファインディングがあったりと、それほど気楽ではなかった。
*****
三峰口駅から日向大谷まで小鹿野町営バスで\400。雨を避けて東屋で身支度し、10:20に出発、両神山荘前から表参道(という登山道)に入る。両神山には御嶽信仰が入っているので、このコースにも行者像や霊神碑がある。
今回は表参道から北に入って長尾沢沿いに登るのだが、『藪岩魂』によると入口には「山道」の道標があるとのこと。行者像から間もなく道標があったので、ちょっと近過ぎるかなと思いながら入ってみたが、これはハズレ。聖天宮の祠で行き止まりだった。
戻って表参道を進むと、沢の手前に再び「山道」の道標。今度は間違いない。入ってみると最初は明瞭な踏み跡が植林の間に続いているが、やがて沢沿いにルートを探すようになる。人の通った痕跡がないかと足元に目を凝らしていて、ふと顔を上げると屋根の下に小さな木の祠が三つ。本にあった諏訪神社だ。日向大谷の集落は落ち武者が人目を避けてここに住んだのが発祥だそうである。屋根に入れてもらって一休み(11:10)。
その先で沢は二又に分かれ、左又に進む。右岸の犬曳尾根に上がりたいのだが急斜面が雨でズルズル。一度、乏しい踏み跡に従って取り付いてみたが、足元が崩れて靴も手も泥まみれになるばかりなので諦めた。しばらく沢筋(雨降りでも水はほとんどない)を歩き、尾根側の傾斜が緩んだところで這い上がった(11:40)。尾根から下りる感じの赤テープもあったので、もっと楽に登ってくるルートがあるのかも。犬曳尾根は最後が急登で天理尾根に直角に突き当たる(11:50)。
天理尾根を西へ、尾根上の岩を巻いたりしながら登ると、右手にクサリ付きの急斜面があって天理岳頂上へ(12:10)。地形図では山頂は標高1150mのいびつな楕円形だが、実際は1173.3mのプレートの付いた木のある一角と、低い祠のある一角を繋いだ細い形。プレートの先からいったん下りるともうひとつ岩の高まりがあってこちらにも祠が乗っている。これらを地形図は一まとまりにしているようだ。晴れていれば樹林の間に両神が間近に見えるそうだが、今日はまったく展望なし。
10分ほど休憩してから天理尾根を下る。細い尾根で高度感のある箇所もあり、濡れた岩でスリップしないように気を遣う。足元に気を取られるうち、標高1060mから北に向かう(長尾尾根らしい)踏み跡に誘い込まれかけた。1040m岩峰は北側を少し下りて巻くようにテープが付いていて、濡れた急斜面を転げ落ちてもつまらないのでロープを使った。
905の小ピークから下りていくと立派な道標のある道に出た。
「廃道なので事故の責任は負いません」と看板があるが、この道標の様子なら下山まで迷いはしないと思うとさにあらず。わりあい急な斜面をトラバースするうちに踏み跡が消えてしまった。最近の雨で泥が落ちてきて道を隠したのかと思ったが、そんなレベルではなく完全に消失である。地形図で道を示す破線はトラバースから尾根を南に下りている。足元の悪さに閉口しているところに尾根が現れたので周囲を探すと、木の幹に赤ペンキの矢印があり、踏み跡らしきものも見えた。やれやれと下っていくとまた踏み跡はなくなり、もうコンパスで見当をつけた方向にとにかく下りることにする。右手に沢を見、やがて舗装路の上に出た。ちょうど法面に階段があったので、道路の上の墓地や林業の作業道の入口かもしれない。舗装路を少し登ると日向大谷のバス停だった。
帰宅してからGPSの軌跡を確認したところ、最後に下ったのは地形図の破線よりひとつ手前の尾根だった。最初の「山道」の道標といい、今回は踏み跡に引っ張られて地図読みが少し甘かったかな。
■今回のルート
2014/6/30(月) 「トランセンデンス」 ― 2014年06月30日 00:00
新宿ピカデリーにて。
中盤まで非常にスリリングで「地球爆破作戦」(1970年)のアップ・トゥ・デートになるかと思ったが、ナノマシンが魔法扱いなのと、最終的に夫婦愛に回収しようとしてグダグダになるのが減点。
しかし、コンピュータSF映画として記憶するに価する作品だった。
製作総指揮がクリストファー・ノーランで、監督はノーランの下で撮影を担当してきたのか。なるほど。
(2021/2/28)
公開当時の映画公式HPは無関係な広告に置き換わってしまったので、ビデオのサイトを貼っておく。
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