2011/3/2(水) 一酸化二水素の恐怖2011年03月02日 00:00

1997年、アイダホ州のイーグルロック中学に通う14歳のネーサン・ゾーナーは、反科学技術的感情とそれに伴う化学物質恐怖症を判定するという演示実験を行なった。ゾーナーは人々を招いて、一酸化二水素の利用を厳しく規制するかあるいは完全に禁止すべきだと求める請願書に署名させようとした。彼はこの無色無臭の物質が持つ不愉快な性質を並べ立てた。

○この物質は酸性雨の主成分である。
○この物質は接触した物を最終的にほとんどすべて溶かしてしまう。
○この物質を誤って吸い込むと死に至ることがある。
○この物質は気体状態では激しい火傷を引き起こすことがある。
○この物質は末期ガン患者の腫瘍の中に存在する。

ゾーナーに持ちかけられた50人のうち43人がこの請願書に署名し、6人は態度を決めかね、残り一人だけがこの分子を擁護して署名を拒否した。なんと、通行人の86パーセントが環境中での一酸化二水素の使用禁止を支持したのだ。
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以前にどこかで聞いて面白いと思ったエピソードだが、最近読んだ本に紹介されていたのでメモ。
さて、この署名に応ずるか? 「一酸化二水素」、化学式を考えよう。

2011/3/6(日) 荒地詐欺? 大雪山の水脈だとか2011年03月06日 00:00

パシ○ィックスクエア株式会社なるところからA4のメール便が届いた。
中身は「大雪山系水脈 譲渡担保権のご案内」という6ページカラーのパンフレットと「譲渡担保権購入申込書」が1枚。パンフレットは<株式会社大○山>の名前になっている。

パンフは大雪山とその水脈の一般的な説明の後、「水危機を考える」として「大雪山系の水源もこの認識のもと、開発され始めたばかりです。この価値ある水源に皆様のお力添えをお願いします」と結ぶ。
譲渡担保権とは何か、といった話はなし。
で、申込書の方に<1口30万円、募集人数100名>といったことが書かれている。申込例が<10口 300万円>だって。

騙して荒地を売りつける詐欺の一種と見た。
自分は自然保護系の団体に寄付したりしたこともあるので、どこかから名簿が流出したか。

それにしてもパンフレットを作り、メールで発送し、1通にいくらかかるのだろう? ご苦労なことである。しかし、これで金を出す人が数人でもいれば儲けになるのか。

もしこれが真面目な事業だった場合は、ごめんなさい>2社の方。
しかし、もっと的確な情報を盛り込んで信用できそうなパンフを作りなさいよ。

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上では伏字にしたが、同名で賃貸オフィスを展開する会社があるらしい。もちろん、無関係と思う。

○3/10追記
パンフレットに関して、電話が掛かってきた。
「興味がないならパンフを譲って」という話だったが、電話を受けた母はパンフのことを知らずに「受け取ってない」と答えて、それまでになったらしい。

ここで「あの大雪山水源のこと?」とでも答えれば、「口数の限られている貴重な権利だ」などと金を振り込むように誘導するのだろう。荒地を売りつけるのかと思ったが、金だけ振り込ませる手口か。
これで詐欺であることが確定。警察に届け出てやろうか。振込先として記載された銀行口座が凍結されれば犯罪阻止になるだろう。

○ミクシィ日記からブログへの移行に際して追記
詐欺事件として検挙、損害賠償請求も認められたらしい。損害賠償の判決文では会社名が「スターハーツ」となっているが、パンフレット内容は同じだ。

2011/3/12(土) 入浴中は勘弁してほしい:緊急地震速報2011年03月12日 23:20

緊急地震速報。

昨日は電車が動かないので仕事場に泊まり。
眠気が来ると机に向かったまま仮眠して、だらだら仕事。切れ切れに4時間くらい眠ったか。朝になったら頭もはっきりしたし、動き始めのうちは電車も込むだろうと10時過ぎまで作業してから帰宅。

夜になり、節電も呼びかけられていることだし早めに寝るかと湯船に浸かっていると、昨日から何度も聞いたチャイム音。市の防災放送まで鳴り出した。慌てて身体を拭きバスタオルを巻いただけで部屋に戻ってサッシを開け(避難路の確保だ)、TVをつけてみると福島沖だった。
ふう。裸で家の下敷きになるのは避けられたが、なんとも落ち着かない。
あらためて身体を洗い、風呂上りにこれを書いている。

ネットに<宮城県南三陸町で町民約1万7300人のうち約1万人が行方不明>というニュースが上がっている。地震の規模も犠牲者数も阪神淡路を超えるのか。
被災された方にはお見舞い申し上げます。

・・・と書いたらまた揺れた。

2011/3/14(月) 戦時体制?2011年03月14日 08:20

TVの交通情報テロップを見て通勤電車は動いているなと平常通りに駅に行ったら、運転しているのは路線のうち都内部分のみ。埼玉県央部などお呼びでないか。
家に戻ってから、途中駅までバスで行ければ運転している電車路線に繋げることに気づいた。が、バス営業所に運行状況を問い合わせようと電話すると繋がらない。

首都圏の電力を確保できず列車が動かないなんて、戦時中かね。
そのうち灯火管制になったりして。

○同日夕刻追記
母が買物に行ったらレジで1時間待ちだったとか。スーパーで冷凍食品を買い込んでる人は停電というものを実感できていないのだろう。
今日のこちらの輪番停電は結局実施されなかったが、たぶんここ30年以上、数時間続く停電は経験がない。

2011/3/20(日) 『日本沈没』2011年03月20日 00:00

昨日今日と休日出勤。で、両日とも仕事中に地震。特に今日はフロアにひとりきりだったので、揺れるとかなり心細かった。

以前に古書店で見かけて買っておいた出版当時の『日本沈没』を読んでいる。
初版が昭和48年3月20日で上巻が9月20日262版、下巻が12月10日291版。ものすごい増刷ペースで、映画も同年中に公開されたのだから、どれだけのブームだったことか。
この年には『ノストラダムスの大予言』も話題になって、終末観漂う時代の気分を作り出したものだった。

東北関東大震災を受けて読み返してみると、改めてその予見性に感心する箇所があったので抜き書き。もちろん『日本沈没』の話だ。

「ふつうの地震なら、これまで日本でたくさん起こっているし、その性質もよくわかっている。一つの地震によって放出されるエネルギーの最大値は、地殻の性質によって、マグニチュード8.6 - 5×10^24エルグを越えることはない。一単位の地震体積は直径150キロメートル……日本でいままで記録された最大の地震は、1933年の三陸沖大地震のマグニチュード8.3だ。しかし-- このことは、肝に銘じておいてもらわねばならんが-- 人類が、科学的に地震の研究観測をはじめてから、まだ百年もたっておらん。地球全体を科学的に調査しはじめてから、これまた一世紀あまり、本格的な、地球大規模の観測が行われはじめたのは、わずかに1950年代以降だ……」(上 p.197)
「われわれの、短い観測期間から得られた貧しく不完全な知識にもとづいて、これこれのことは、絶対に起こり得ないと断定することはできない、ということだ。(中略)これから、過去において、一回も起こらなかったようなことが起こるかもしれない。たとえば-- 一単位地震体積あたり、5×10^24エルグのエネルギーの最大エネルギーをたくわえた地殻がいくつもならび、それが一斉にエネルギー放出をやったらどうなるか? そんなことは絶対に起こり得ないといいきれるか?」(上 p.198-199)

マグニチュードの最大値などの数字はその後改訂されているだろうが、並んだ地殻が一斉にエネルギー放出というくだりは断層破壊が連続した今回の震災のメカニズムを予言していたかと思うほど。そして、貧しく不完全な知識にもとづいて安全性を言い募ってきた原発はボロボロになっている。

予言はノストラダムスより小松左京の方がよっぽど当たる。大地震には『日本沈没』、新型インフルには『復活の日』。いや、国土がなくなったり、陸上の脊椎動物が全滅したりしては困るけれども。
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