2007/6/16(土) 酔っ払い遭難@上野原 ― 2007年06月16日 01:44
あー上野原って、ここ、どこよ。
電車はまだあるらしいけど、ただいま酔っ払って遭難中(笑)
(1:44)
ごみ箱から拾った新聞紙とジャンプでは寒いかも(笑)
(2:17)
朝まで生き延びました。ちっと寒かった。
しかし、有楽町で飲んでいたのが、気づいたらこんなところに。
UFOにアブダクションされたとしか思えません(^_^;)
上野原では改札を出ずにホームのベンチで寝た方がいいです。クッションが敷いてあります。
(5:53)
※ミクシィ日記からの転載にあたっての追記
金曜日の飲み会でしたたかに酔い、気づいたら上野原にいたという状況。いったん駅を出て周囲を見回したがビジネスホテルも何もないので、駅に戻り、新聞雑誌を拾って上り始発を待つことにした。山行時のステーションビバークの経験をこんなところで活用している。
先頭の一文(1:44)が日記本文で、続きはマイミクからのコメントを挟んでの応答。K田・T(ミクシィネーム:さざんかQ)氏からは以下のコメントを頂いたのだった。
まんま歌のとおりではないですか。
ちょいと一杯のつもりで呑んで
いつの間にやらハシゴ酒
気がつきゃホームのベンチでごろ寝
これじゃ身体にいいわきゃないよ
2007/6/16(土) 「月世界の女」 ― 2007年06月16日 20:30
DVDで「月世界の女」(1929、ドイツ映画)を観る。公開時の宣伝のためにヘルマン・オーベルトが実際のロケット打上げを行う予定でいたが果たせなかった、また、打上げ時のカウントダウンが後に実際に行われることになったという、宇宙開発史のヒトコマとして語られる作品だ。
通して見てみると前半は科学考証が精確。組立棟から射点まで巨大クロウラーでロケットを運ぶとか、床や天井にフックを付けて無重力下での作業支点にするのは現在の現実となった。ロケットが自立するには軽すぎるため水に沈めて打ち上げるアイデアも面白い。地球からの脱出速度11.2km/sまでの加速でベッドを支えるスプリングが伸びるなんて描写も気がきいている。月の裏に回るにつれ月平線に地球が没するシーンに当時の観客はセンス・オブ・ワンダーを感じたことだろう。
ただ、無重力を地球と月の引力の均衡で説明したり、宇宙空間でジェット噴射と言っていたりのミスもあり。
後半はドラマ優先で科学は退場。月の土壌が細かな砂で表現されているのは実際のレゴリスを思わせてよいが、月の裏側には呼吸可能な大気がある(なぜ裏側だけ?)。また、探査器具がダウジングロッドなのには笑ってしまう。
ミニチュアと絵の合成によるロケット飛行シーンは、後にディズニー「ファンタジア」のトッカータとフーガを手掛けたオスカー・フィッシンガーによるもの。
なにはともあれ、宇宙開発史に興味のある人は必見。DVDにはオーベルトにも取材したドキュメンタリー「月世界の女:最初の”科学的”SF映画」も収録されている。
(追記)
DVDの解説によると、月の裏側には大気があるという学説が当時あったそうで、科学性には一応こだわったらしい。金魚鉢みたいなヘルメットなしでドラマを進めるのが第一義であろうけど。そうすると、ダウジングロッドも当時は科学的と思われていたのかも。
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