2006/11/16(木) ダリ回顧展 ― 2006年11月16日 00:00
日曜の泊まり勤務の振替で今日は休み。上野の森美術館で開催中の「生誕100年記念 ダリ回顧展」へ。
昼前の時点で入場待ち行列はないものの、中ではじっと並んでいないと絵のそばに寄れない程度の混み具合。平日のためか、主婦層、学生風あたりが多い。
出品点数は約90。最初に展示されている「病める子供」はダリ18~19歳の自画像。以下ほぼ年代順に「ダリと家族」「ダリとシュールレアリスム」「ダリの晩年」などのコーナーが設けられている。
映画との関わりで「アンダルシアの犬」のビデオ上映もあった。
特に目に止まった作品のメモ。
・静物('24頃):キュービスム
・パン籠('26):ダリ的な画風の最初?
・雲で満たされた頭を持つ男('36):マグリットふう
・ネロの鼻の近くの脱物質化('47):明らかな核分裂のイメージ。台座に彫られた文字は「ATOMIC VS NEMO」?
・映画『白い恐怖』の夢のシーンのデザイン('45頃):これは怖い
立体鏡作品が2組あったが、立体視はできず。図録で試してみよう。
よく知られた(自分でも知っている)作品では「焼いたベーコンのある自画像」「記憶の固執の崩壊」などが出品されているが、ダリの全体像を示すには点数が不足か。それでもダリの人生に沿って感心の移り変わりが分かるし、珍しい作品も見られたのでよかった。
K田・T(ミクシィネーム:さざんかQ)氏ご用達のとんかつ井泉で遅い昼食。
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