2006/1/21(土)~1/22(日) 八ヶ岳・天狗岳 ― 2006年01月21日 00:00
無名山塾・本科のメニューをつまみ食い。
講師は顔見知りのM本・Y氏、メンバ8名(研修1、本科5、遠足1=自分、ゲスト1)。
テント泊なので共同装備の分担があり、自分はコンロとボンベを用意し、他にテントポールも背負うことになっていた。食事は21日夜が本科K山・N氏用意の猪鍋、22日朝が研修K田・K氏(女性)のラーメンということで、その食材も適当に分担することになる。分担表に「お茶、デザート、命の水、つまみ類:適宜」とあるのは講師のお茶目かあるいは山塾本科の伝統か。
もしかするとラッセルという予想で、ワカンを忘れずにという指示もあった。
■1/21(土)
太平洋側は雪という予報。実際、池袋で降り出した。山はさぞかし荒れるだろうと覚悟しつつ、新宿発7:00のスーパーあずさで集合地の茅野駅へ。ところが本科のS木・Y氏(女性)が1時間遅れるということで講師は駅で待ち、他は本科K山氏、U山・K氏の車に分乗して登山口となる辰野館へ。ここで食材を分配し、身支度をして人数が揃うのを待つ。
やがて講師とS木氏がタクシーで到着し、11:20に出発。S木氏、携帯のアラームをセットし損ねて寝過ごしたのだそう。しかも今回は本人が記録係として本科会報の記事を書かなくてはならない。正直に書いて反省しなさい、と笑う。歩き始めてすぐに分担のテントポールを受取っていないことに気付いたが、そんなにこだわらなくていいよ、というのが講師の返事。そんなものか。
予想外に天気がよくて風もない。歩いているとじきに暑くなり、オーバーズボンを着けることはなかったと後悔した。最初の休憩でオーバーヤッケを脱ぎ、さらにだんだん袖まくりして半袖状態。下半身は簡単に脱げないのでそのままだったが。下界は雪だというのになんたることか。足元は踏跡があり雪も硬くて歩きやすい。ワカンどころかアイゼンも要らない。ウサギや何かの足跡がたくさんある。
13:17 唐沢鉱泉(休憩)
14:54 キャンプ地(天狗岳西尾根 2138地点の手前)
出発が遅かったので予定よりも手前、登山道わきにテント設営。大テントに5人、講師とK田氏で一つ、本科K室夫妻でもう一つ。雪がさらさらなので、ペグ代わりにピッケルで張綱を押さえる。夕食は大テントに全員入って豪華に猪鍋。K山氏が国東半島で獲ってきたもの。もっとも撃ったのはプロだそうだが。鍋二つで味噌と醤油仕立てにし、さらに飯盒で米を炊いておじやにするという凝りようでたいへん美味。もちろん各自持参の「命の水」を出し合って盛り上がった。
明日は3時半起床、6時出発という講師の指示を受けて就寝。昨シーズンの赤岳(2005/2/11~2/13)の時、自分はこのテントの中の方に寝たので今度は端に寝てみる。まったく静かな夜で特に寒いということはなかった。横向きに寝ていたら膝のあたりがちょっと気になったくらい。
■1/22(日)
予定通りの時間に起床、お湯を沸かして朝食。インスタントラーメンだが、ゆで卵、シナチク・チャーシューが付く贅沢さ。テント撤収の時にはポールの接続部が凍っていてなかなか外れない。息を吹きかけたりライターであぶったり。そんなこんなで出発は6:33。講師曰く「もともとそのつもりで3時半起床にした、本当に6時出発なら起床を3時にしている」。よほどテキパキやらないと2時間半では準備できない。
アイゼンを履き、一応腰にシュリンゲを巻いて(簡易ハーネス)歩き始め。
以下、とりあえずGPSデータから拾った行動時間のみ。
9:19 西天狗
9:50 東天狗
10:28 中山峠
10:35 黒百合ヒュッテ
11:46 渋の湯への分岐
13:12 辰野館
荒れる雪山を経験するつもりで来たのに最高の上天気で、良かったような残念なような山行だった。
■今回のルート
※2022/8/24
以上、【作成中】のまま放置してあったmixi日記をサルベージ。記録を書く暇のないまま記憶も風化してしまった
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