2005/6/20(月) 「戦国自衛隊1549」2005年06月20日 00:00

退勤後、チケットショップで前売券を買って「戦国自衛隊1549」を鑑賞。
イゴヨク増えたキリシタン、で耶蘇教伝来を絡めるのかと思ったが全然そんなことはなかった。

娯楽作としては及第点。2時間退屈はしない。
時間SFとしてはタイムパラドックスの捉え方があまりに素朴・ご都合主義で論評に値せず。まあ、誰もSFだとは言っていないようなので目くじら立てることではない。

陸上自衛隊全面協力だそうで装備の描写には迫力がある(戦闘時のCGが一部安っぽいが)。それに引き換え、竹光を銀色に塗ったみたいな日本刀は何とかならんのか。真剣勝負の緊張感を削ぐこと甚だしい。大根役者にも参った。
オブザーバー参加の主人公が隊員の共感を得る過程も描写不足だろう。最後に敬礼を受けるだけのことをしたか、この男は?
他にも近代装備に初めて遭遇した人々の反応とか、2年で石油精製基地まで建造できるかとか疑問はいくらもあるが、まあよい。娯楽作以上でも以下でもない作品だから。

ただ一人主人公だけがクリアした演習シナリオ、その方法がスタトレに通じていてニヤリ。

【6/21 追記】
映画のプログラムを読んだら北村一輝がインタビューでSFだと言っていた。「未来で教えられたことを過去に活かそうとする。これぞSFの面白さですよね」「監督からは、今回は時代劇っぽい所作とかそういうものは無視していいとも言われましたね。つまり、これはSFだからと」
SFならいい加減で許されると思ってるのか、コラ。
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