2020/7/8(水) 「アンチグラヴィティ」2020年07月08日 00:00

仕事帰りに「アンチグラビティ」鑑賞@イオンシネマ板橋。

都市デザインを志す若者が、記憶のない状態でパッチワークのような世界に放り込まれている。怪物に追われ、頭の上で逆さまになっている街に飛び降りる、というようなロシア版「インセプション」の世界。すぐに「インセプション」を想起させてしまうあたり映像イメージとして二番煎じの感は免れないが、それでもロシア風の味わいがあってよい。
重力を無視するから日本語タイトルも「アンチグラビティ」なのだろうが、「ゼロ・グラヴィティ」と並んでセンスはイマイチの感じ。最後に出る原題「KOMA」(昏睡)の方がしっくりくる。それではネタバレになるという興行判断か。
終盤で伏線が回収されてタイトルが示す真相が明らかになる。現実のカルト宗教などと絡めた気持ち悪さを含めうまくまとめたな、と思っていると最後に暗示される若者の就職先は・・・。
ストーリーを分かった上で、イメージを楽しむためにもう一度観てもいいな、という作品。
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