2007/4/29(日) 「人類にとって文学とは何か」2007年04月29日 13:30

紀伊国屋書店創業80年記念シンポジウム。紀伊国屋サザンシアターにて、13:30開演。入場料\1500。
出演は以下の面々。
・小松左京(作家)
・瀬名秀明(作家、東北大学機械系特任教授)
・スーザン・J・ネイピア(米・タフツ大学教授)
・巽孝之(慶應義塾大学文学部教授)
加えて、小松御大にはいつものように乙部女史が付き添っている。

以下、チラシより惹句を引用。
> 現代日本SFが歩み始めて半世紀。かつて新たな文明批評の
> かたちであったSFは社会的にも浸透と拡散を遂げ、いまや
> あらゆる表現ジャンルにおいて変質と解体の道を辿った。
> その過程で、文学はいかに自らの射程を「人間」から「人類」へ
> 拡大したのか?
> 現代における想像力の根源的な意味を問う。

シンポジウムのタイトルをもうひとつ大きくした「宇宙にとって文学とは何か」は小松左京の年来のテーマで、今回は御大がそれをどうまとめるかを聴きに出掛けた。

開場15分ほど前にエレベータでS戸口(ミクシィネーム:++ungood)氏に遭遇。自分の席が2列8番で、S戸口氏は12番。チケット購入に数日の差があったのにこれではガラガラか・・・と思ったが、会場はそこそこ埋まっていた。

開演時間になると、リメイク版の映画「日本沈没」のビデオが5分ほど。テーマにそれほど関係するとも思えないが、後の休憩時間にロビーで樋口真嗣監督を見かけた。
ビデオが終わって出演者登壇。小松御大は車椅子から椅子に移るなり、「タバコが吸えるんだ」と嬉しそう。それを巽氏が引き取って「ステージの上だけは消防庁に許可を取った」。

進行は前半で巽、瀬名、ネイピア各氏のプレゼンテーションに御大がコメント、休憩を挟んで後半のディスカッションとなる。

前半トップの巽氏は全体のイントロダクションとして「人類にとって文学とは何か 未来・終末・境界知」。
ネイピア氏は『人類の子供たち』と『日本沈没』の比較。

シンポジウムの協賛に岩波書店『文学』編集部が入っているが、夏季号のSF特集との連動企画とのこと。発売になったら読んでみよう。

※2024/3/4記
以上、作成中のミクシィ日記のまま(人名表記「S戸口氏」のみ変更)。登壇各氏の発言やディスカッション内容は、とうとう書く時間を取れないままに終わっていたのだった。

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