『ヘテロゲニア リンギスティコ ~異種族言語学入門~』2019年11月14日 14:01

本の発売時期から全然それた話題。
瀬野反人『ヘテロゲニア リンギスティコ ~異種族言語学入門~』が面白い。
恩師の研究を引き継いでフィールドに分け入る若き言語学者。相手にするのは人狼からスライムまで、人類とは異なる言語体系。
これは『バベル-17』『幻詩狩』『星界の紋章』『あなたの人生の物語』、あるいはモンティ・パイソンの「ギャグ爆弾」スケッチに連なる、言語SFだ。
主人公と同じく示された手掛かりを基に推理した文法が、インターミッションで答え合わせと思うと、合わない。作品完結の暁には全種族の辞書公開を望みます。
しかしこれ、Web掲載とはいえ読者はついてこられるのか? 単行本は最後まで出るのか? 無事に完走できることを祈るのみ。
なにはともれ、ススキは可愛い。

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